第20回日本音楽療法学会学術大会(20th Annual Meeting of the Japanese Music Therapy Association)

学術大会のご案内

G-2 特別企画

先達に聴く
松井 紀和(日本臨床心理研究所 所長/日本音楽療法学会初代副理事長)

第20回日本音楽療法学会学術大会が九州の地で開催されます。一昔前であれば成人式を迎えたと言えるのでしょう。
別の視点で見直せば社会への仲間入りと責任ある大人としての役割をしっかりと果たすべき時を迎えたことになります。20年にわたりこの学会の誕生・成長に深く係わってこられ今もなお 臨床の最前線にいらっしゃる松井先生に今回 「先達に聴く」との特別企画を設定していただきました。

松井先生が院長をなさっていた病院を訪ねて音楽療法の実際に触れ、かなりな興奮状態で帰途についたことを思い出します。御自身が開設された日本臨床心理研究所の主催による夏の「音楽療法セミナー」には、同志とも呼べる全国からの参加者が多く参加しました。現在でもこのセミナーを懐かしむ声は、古い世代の仲間が集まった時には必ずと言って良いほど自然に出てきます。やがてセミナーから繋がる形で、若い会員の皆さんはもうご存じないかも知れませんが「臨床音楽療法協会」が生れ「全日本音楽療法連盟」へと引き継がれ、やがて現在の日本音楽療法学会の設立をみることとなりました。

これまでの20年、そしてこれからの学会の未来へのあり方を問い・考えるためにも学会設立以前の 日本での音楽療法の歴史について、松井先生に語っていただき音楽療法の途を続いて歩み続けるための確かな方向性を探る機会になればと思っています。

(古賀 幹敏)